本や新聞を読んでいるとたまに見かけるフレーズ「光陰矢のごとし」。今回はこのフレーズの意味、由来、使い方をご説明いたします。
光陰矢のごとしとは「月日はあっという間に過ぎ去っていくことのたとえ」です。「光陰」とは月日のことを表していて、「矢のごとし」とは矢のように早いことを表しています。由来は中世の中国。10世紀以降、中国において詩や文章にこの表現が使われるようになり、日本にも伝わりました。
●あっという間に過ぎていく月日を惜しんだり、嘆いたりするとき
「オレもついにアラフォーか、人生はまさに光陰矢のごとしだ」
「学校に行くのも今日で終わりだ。高校生活は光陰矢のごとしだったな」
●月日が経つのは早いので、日々を大切にして生きようという戒めや教訓にするとき
「大学生活は光陰矢のごとしだ。学生の間にいろいろな経験を積んでおこう」
「ニートはそろそろ卒業しようかな。光陰矢のごとし、無為に過ごすとヤバいかも」